鈴屋学会と本居宣長記念館が主催する「宣長十講」。
その名の通り、宣長にちなんだテーマで講師を迎え、年間に十回講義が開かれます。今年で第21回目。今年の共通テーマは「宣長再発見」。
8回目の今日は盛田帝子氏【堂上歌人と宣長の『伊勢物語』評】。
宣長は16歳で京都を訪れて以来、京都に強い憧れを抱くようになりました。「古事記伝」が刊行される2年前、京都で大火があり内裏などが消失しました。その再建の際、古に返ろうと復古ブームが起こったそうです。その流れの中で宣長の古学が評価されていく過程を講義していただきました。語り口がやわらかく、大変わかりやすいお話でした。行って良かったです。
一年ごとに申し込みをするのですが、テキスト代100円を払えば当日参加も可能です。講義のスケジュールなどは本居宣長記念館のHPに載っていますので、興味のある方はそちらをご確認ください。
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