松阪に嫁いで十数年。やっとお伊勢さんに行ってきました!
嫁に来る前にご挨拶と思い外宮にはお参りしたことがあるのですが、その日は外宮でゆっくりしていたら日が暮れてしまい内宮は後日に、と思い続けて十年余。やっとお参りできました。
松阪から内宮までは車で40分ほど。私は安全運転で行ったので50分くらいかかりました。国道23号線をまっすぐ行くだけなのでわかりやすいです。兎に角 まっすぐ走っていけば内宮横の市営駐車場に着きます。ただ、この駐車場が一番近いのでなかなか空がないそうです。その日も満車状態だったのですがたまたま 目の前の車が一台出て行ったので幸運にもそこに止める事ができました。周辺に(川沿いの臨時駐車場を含め)市営駐車場が何箇所かあるのでオンシーズンでな ければ早い時間にいけばそんなに困る事はないと思います。ちなみに私が行ったのは平日でした。土日祝日は大変混むらしいです。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡って鳥居をくぐればそこは内宮です。しかし、カメラを向けても良いのかどうか判断に迷ったのでここから先は写真を撮りませんでした。
というよりも「圧倒されてカメラを構えられなかった」というのが本当のところです。鳥居をくぐるとそこは聖地。独特の雰囲気に呑まれてすっかりカメラのこ とを忘れていました。本当はブログのためにいろいろ写真を撮っておこうと思って出かけたのですが…(実際は撮影禁止の場所はキチンと立て札が立ててありま すのでそこだけ注意すれば大丈夫です。)
神社というと鎮守の森があってお社が…というイメージなのですが内宮は全然違います。雄大な自然があって河と山とが全て聖なる宮になっています。玉砂利の 道を進むと右手に五十鈴川、道の両脇には樹齢何年か想像もつかないような巨木、古木が立ち並んでいます。凛とした冷たい空気にこちらの背筋もピンと伸び、 歩いているうちに場の力に負けて軽い眩暈を覚えるほど。いま流行の「パワースポット」などという言葉は軽々しくは使えません。神々しいとはこういうことな のでしょうか。
煩悩まみれなので、あれもお願いしようこれもお願いしようと思っていたのですがいざ手を合わせると頭が真っ白になってなにも具体的なお願いは出来ませんでした。ただただ、頭を垂れるのみ。あんなことは初めてです。
宇治橋を渡ってやっと現世に帰ってきたような心地がしました。
ところで内宮前にはご存知おはらい町・おかげ横丁がございます。赤福本店ほか松阪木綿の店、伊賀組みひもの店、松阪牛、お茶、干物、ソフトクリーム、焼せんべい、みたらし団子…沢山のお店が並びます。そのなかからお昼はこちらを頂きました。
定番中の定番。すし久の「てこね寿司」
少し甘めの寿司飯の上にかつおの漬けがのっています。ご飯もカツオも多めなのですが、ぱくぱく食べられます。刻みのりたっぷり。お味噌汁はあおさの味噌汁でこれまた美味。あったまります。大満足。
おやつはもちろん赤福本店で作り立ての赤福とほうじ茶のセットをいただきました。赤福餅はもちろんですが、お茶がまたおいしい。本店は歴史を感じる古い建 物で非常にいい雰囲気です。寒くなれればお店の外のベンチに腰掛けて、五十鈴川の清流を眺めながら…というのもいいかもしれません。実際沢山の人が外のベ ンチで食べていました。でも、寒かったので私は店内の火鉢のそばで食べました。ちなみに、赤福のあの文様はその五十鈴川の清流を模したものだそうです。
赤福ぜんざいも食べたかったなぁ。本店は赤福餅3つとお茶のセットだけなので、ぜんざいを食べたい方は内宮よりの赤福にお入りください。夏は赤福氷も美味しいです。
ここがお伊勢さんか、と圧倒されるばかりの初体験だったので今度またじっくり時間をかけて行きたいなと思います。もちろん、お伊勢参りの際は八千代をご利用くださいませ。
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