◇ 春の企画展
「『古事記』と『源氏物語』 宣長のやわらかな感性」
【期間】2010年3月9日~6月20日
【休館日】月曜日・月曜が祭日の時はその翌日
【展示の見どころ】
『古事記』と『源氏物語』という日本を代表する二つの古典。
両書の価値を発見し、不動の地位に押し上げたのは宣長の
束縛されないやわらかな感性と、粘り強い探求心でした。
宣長はどのようにしてそのような感性や思考力を手に入れた
のでしょうか。今回の展示では、この二つの本との関わりを
中心として、国学者宣長の歩んだ道程をたどります。
また、平城遷都1300年を記念して「奈良の八重桜」の
コーナーを作りました。「奈良の八重桜は今が見頃だろうな」
と、帰宅を急ぐ仲間にせかされて、名残惜しくも三輪から
伊勢へと帰った宣長。その旅の記録『菅笠日記』や、
平城京遷都を記した『続日本紀』、興福寺から猿沢池の
景色は日本一だと感嘆した『在京日記』、ほかに宣長の
使った奈良の地図など充実した内容です。
また奈良だけではありません。春と言えばお伊勢参り。
参宮客をもてなす御師の屋敷(ホテル)の台所風景を描いた
「御師邸内図」 も久々の公開となります。
【主な展示品】 (◎ 国重要文化財)
◎『菅笠日記』1冊
※「思ひやる空は霞の八重桜奈良の都も今や咲くらん」
◎『続日本紀』巻5 版本(20冊の内)宣長使用本。
※平城京遷都記事
『和州南都図』1舗 版本 宣長使用。
◎『在京日記』3冊、本居宣長筆。
◎『寛政十二年紀州行日記』1冊
「御師邸内図」1面
◎「本居宣長七十二歳像」1幅
〔期間中の催し〕
展示品説明会
3月20日・5月15日・6月19日
第3土曜日(4月を除く)11時~12時 無料
講演会
「『紫文要領』から『玉の小櫛』へ
-宣長の源氏物語の世界-」
講師◇財団法人逸翁美術館理事・大阪大学名誉教授
伊井春樹さん
4月17日(土)2時~3時30分
会場◇松阪市産業振興センター
聴講無料・鈴屋学会共催事業
問い合わせ
本居宣長記念館 0598-21-0312 担当 吉田
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この企画展はまだじっくり見てきていないので、時間をとって
見学してきてからまた記事を書きたいと思います。
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