ここ数年のことですが、ご予約のお電話で「海鮮料理で」とご注文いただくことが度々ございます。「海鮮料理」というと私などはどうも中華料理店の謳い文句を思い浮かべてしまうのですが、どうやら最近では「新鮮な海の幸を使った料理」を広く「海鮮料理」と呼ぶようです。
松阪といえばやはり「松阪牛」が真っ先に浮かんできますが、伊勢湾に面した松阪は海の幸にも恵まれています。八千代では代々主人が毎朝市場へ行き自らの目で仕入を行ってきました。新鮮で美味しい物を召し上がっていただきたいので例えば「秋のメニュー」「今月のお品書き」といった決まったお料理はございません。
前物・志摩物・紀州物を中心にその日仕入れた旬の食材を主人と料理長が吟味してメニューを決めていきます。本日は雲出川の鮎が手に入りましたので鮎を中心にメニューを組んでみました。
先 付 蛸湯洗い
前菜替 生雲丹
造 里 石ガレイ洗い
煮 物 鱧と松茸の鍋仕立
焼 物 鮎塩焼
揚 物 鮎と松茸の天麩羅
酢 物 松葉ガニ
御 飯 鮎そうめん
水菓子 メロン<
(5,250円コース)
基本は所謂「おまかせ」なのですが、ご希望があれば是非お聞かせください。
八千代のお品書きは主人と料理長とお客様でつくります。
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