八千代創業年の謎[再び]

店のこと

昨年末のある日、地元新聞社の記者さんから電話がかかってきました。「八千代さん来年110周年ですよね?地元の周年企業さんにお話しを伺ってるのですが…」

「え?そうでしたっけ???」

思わず電話口で素っ頓狂な声をあげ、記者さんを驚かせてしまいました。

八千代の創業については以前こんな記事を書いたことがあります。「八千代創業年の謎」。要約すると『もともと大正10年創業と聞いていたが、大正9年の地図に八千代料理店が載っている。ところが大正7年の小津安二郎の日記にも言及があり、いったいいつ?と義父に尋ねてもはっきりしたことはわからなかった』という内容です。

その後、ありがたいことに関係各所皆様のご助力により八千代は平成28年の8月に国の登録有形文化財に登録されました。その時に市に建物の概要を説明したパネルを作っていただき、外塀に掲示してあります。そのパネルには「大正4年創業」とありました。文化財の申請は市のほうでしていただいたのですが、手続きの中で公の書類にそう書いてあったのでしょう、それ以降は創業大正4年=1915年と答えるようにしておりました。あれれ?

「そのう…来年創業110周年というのはそもそも何処情報なんでしょうか…」

おそるおそる記者さんに尋ねると「帝国データバンクです。地域の周年企業をまとめて教えてくれるんですよ。それによると八千代さんは大正5年創業になってますね」と教えてくれました。帝国データバンクに登録するときに家の誰かかがそうしたのでしょうし、なんらかの根拠があったのでしょうが、今となっては誰がどういう資料を基にそう登録したのかさっぱりわかりません。

案外前回の記事を書くとき義父から聞いた「おそらく大正3年ぐらい」が一番正しいのかも、と思ってみたり。結局謎は謎のまま。今日も八千代は続いていくのでした。

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